「死ぬまでにしたいこと」を誰しもどこかで考えてみることと思いますが、この映画は本当に「死」を目の当たりにして考え、行動するまでをまるでを見せてくれる映画です。ちょっとこのタイトルが気になってるけど・・・と、これから観ようかと思っている人の参考になれば幸いです。
死ぬまでにしたい10のこと|キャスト
アン役|サラ・ポーリー
- 1979年1月8日 ※2020年7月時点
- カナダ出身
- 出演作:ミスター・ノーバディ(エリーズ)
ドン役|スコット・スピードマン
どの役者さんもかなり好きなんだけどドン役のスコット・スピードマンはかなりかなり好みなんだけど何故かこの映画以外でろくにみたことがない pic.twitter.com/wC9zzofjLK
— ቺቻቺቻの木 (@delfonics13) April 11, 2020
- 1975年9月1日 ※2020年7月時点
- イギリス出身
- 出演作:アンダーワールド(マイケル)
リー役|マーク・ラファロ
- 1967年11月22日 ※2020年7月時点
- アメリカ合衆奥出身
- 出演作:はじまりのうた(ダン)
- 身長:173cm
死ぬまでにしたい10のこと|あらすじ(ネタバレなし)
主人公アンは23歳で娘が2人。夫のドンは失業中で一家4人はトレーラー生活。貧しいが幸せに暮らしている。隣に母が住んでいるが、母は消極的な性格であまり明るく付き合えてはいない。父親は10年の服役中。アンは夜間の大学の清掃員のしごとをしている。貧しく、生活は大変だが明るく生活をしていた。
ある日突然腹痛で倒れてしまい、病院で検査を受けたところ自身の余命があと2ヶ月だと知る。
アンは周囲し自身の余命のことは知らせず、死ぬまでにしたい10のことをまとめ実行に移していく。それは早くして母親になってしまった自分が「やりたかったこと」であったり、これから当たり前に生きていれば「やるであろうこと」だったり、残していく愛する周囲の人達へ「残していくこと」であったりする。
死ぬまでにしたい10のこと|原題について
原題は「My Life Without Me」、つまり「自分の人生から自分が抜けたら」という意味です。自分が死んでも世界はあるという余命2ヶ月のアンの目線でのタイトルだと思いました。
死ぬまでにしたい10のこと|感想と考察
あまり説明的な映画ではなく、場面で情景を観せてくれる映画です。アンの2人の娘が可愛いくて・・・夫のダンが優しくて・・余計泣けてきます(T_T)
アンの声でアンの心情を話すシーンは「私」ではなく「あなた」と言います。まるでアン自身が外から自分を観ているような、そして観ている側=映画をみている「あなた」に問いかけているように感じ、「自分だったらどうするだろうか・・」と考えさせられる映画でした。
「死」を前にした主人公の話ではありますが、ずっと暗い話ではないのでそれほど重くは感じませんので、感動をしたい方、ヒューマンドラマの好きな方にオススメです。
自分の人生を振り返るタイミングは誰しもあると思います。余命宣告などなくても、親しい人の死だったり、結婚や離婚、出産、ふとした瞬間でも、そういったときにまた観たいなと思った映画でした。